『こころの通訳者たち』のイメージソング「ユウキノウタ」が、劇場限定版CDとして登場!
通常バージョンに加え、バイオリンインスト、ギタレレアンサンブルという、雰囲気の違う2つのバージョンを収録。また、ボーナストラックとして、映画出演者たちが平塚プロデューサーをイメージして制作した楽曲「MUCHA-BURI(ムチャブリ)音頭」も入っています!
収録曲
・Track1 ユウキノウタ(通常バージョン)
・Track2 ユウキノウタ(バイオリンインストバージョン)
・Track3 ユウキノウタ(ギタレレアンサンブルバージョン)
・Track4 MUCHA-BURI音頭
ミュージックビデオ
白井さんには「聞こえない人たちにも届けたい」という想いがあり、手話を取り入れたMVをつくることになりました。『こころの通訳者たち』の出演者に加えて、ダンサー、モデルとしても活躍中の聴覚障害者の手話歌パフォーマー・Nyankoさんが参加。
白井さんが歌詞で伝えたかったことを手話通訳士を介してNyankoさんと対話を重ね、Nyankoさん自身が手話に翻訳。都内スタジオや千葉県館山市などで撮影されました。MVの演出を担当したのは、『こころの通訳者たち』劇中記録映像・ディレクターの越美絵さん。
白井崇陽さん、ラップを担当した石井健介さん(EC/EC)、手話歌と翻訳を担当したNyankoさんより、コメントをいただきました。
白井崇陽(シライ タカアキ)さんコメント
このMVは沢山の人に一緒に歌ってほしいという想いで製作しました。「沢山」の中には、聞こえる人だけでなく、聞こえないろう者の人も含まれます。そのため、ろう者のパフォーマー Nyanko さんに参加していただきました。私たちが日本語という言語を使うように、ろう者の人は手話という言語を使います。
そう、手話は言語です。日本語の歌を手話で表現する場合、他言語である手話に翻訳しなければなりません。曲のイメージ・歌詞に込めた想い、どの言葉を選び、なぜそうしたのか。時間をかけてNyankoさんと対話し、一緒に作り上げました。この歌とNyankoさんの手話が、本当の意味で「沢山」の人に届きますように。
プロフィール
1984年生まれ、愛知県田原市出身。
情感豊かに心を包み込む暖かい音色は、歌そのもの。
2019年にリリースされたアルバム「空と大地のノスタルジア」では、ボーカル楽曲の歌唱にも挑戦。
全国各地での演奏の他、学校での講演(トーク&ライブ)・舞台音楽への参加・アニメやゲーム音楽のレコーディング・ラジオパーソナリティ・囲碁など、幅広く活動中。
https://www.shiraitakaaki.com/
石井健介(イシイ ケンスケ)さん=EC/EC コメント
「ユウキノウタ」を初めて聴いた時、イントロがまるで映画のアンセムのように感じ、肌が粟立ったのを覚えています。気がつくとイントロに自分の内側から生まれてくる言葉を乗せていました。それを白井さんに伝えたところ「じゃあラップパートを作りましょう。石井さん、お願いします!」という流れに。そこからは今回のプロジェクトのこと、関わった仲間のことを思い浮かべながらリリックを2時間くらいで書き上げました。
昔から詩を書いたり文章を書いたりするのは好きでしたが、ラップのリリックを書いて、ましてや自分がその言葉を音に乗せるなんてことは初めて。でも、ずっとやってみたいなと憧れていたこと。「とりあえずやってみたらいいじゃない!」という映画で仲間が発していた言葉を胸に、自分の中にあった新しい扉を開けました。たった8小節ですが、その中に込めた想いがバトンのように繋がって、誰かの心に優しい波紋を広げることができたら嬉しいです。
プロフィール
1979年生まれ、千葉県館山市出身。
免疫疾患で2016年のある朝、起きたら何も見えなくなっていた。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のアテンドを経て、見えない世界、見えづらい世界のことおポップに発信するブラインドコミュニケーターとして、ワークショップの企画や講演活動などをしている。またCalmセッションというクラニオセイクラルとマインドフルネス瞑想を組み合わせたセラピーセッションも行っている。
2022年9月に完成披露生放送が話題になったTBSラジオ「アフター6ジャンクション」と「シネマ・チュプキ・タバタ」の合同プロジェクト『骨噛み』オリジナル音声ガイド制作にはモニターとして参加。
Nyanko(ニャンコ)さんコメント
刺激的なコラボのお誘いありがとうございました。
凄く前向きな曲でしたので、皆が前に進めず停滞してしまってるコロナ禍の今こそ、皆に元気と勇気を届けたいと思い引き受けさせて頂きました。この曲が、障害や苦難に立ち向かい前に進む後押しにになればいいなと思っております。手を取り合って、力を合わせて、前に進もう。チャレンジしてきた経験が自分を支え、大切な人を助けられる力になるよ。
プロフィール
北海道北斗市出身。幼年期に聴力を失う。現在、ダンサー、モデル、手話歌パフォーマーとして活躍中。
東京2020パラリンピック開会式のキャスト出演。今年10月に開催された第19回ゴールドコンサート(障がい者の国際舞台芸術コンクール)の音楽部門・ダンス部門にて、ユーコ・スミダ・ジャクソン賞と観客賞のW受賞の快挙を遂げた。
https://www.nyanko-office.com/
イメージソング「ユウキノウタ」
作詞・作曲 | 白井崇陽 |
ラップ歌詞 | EC/EC |
歌 | 白井崇陽 with EC/EC |
手話歌・翻訳 | Nyanko |
演出・編集 | 越 美絵 |